占いは、その人の未来や心の内面など見えないものに対してアドバイスをくれるもので、それを職業としている人を占い師と呼びます。占いは、古代から愛されてきたものであり、行われてきました。また、様々な種類の占いがあり、最も身近なものでは血液型占いや星座占いなどがあります。占いは基本的に、統計学によって集められたデーターや占い師の経験などを元にして、運勢などを占います。占い師の主観は全く加えず、生年月日などのデーターだけを見て、結果を相談者へ伝えます。
占いには、占い師と直接会って占ってもらう対面式のものもあれば、直接会うことなく電話を通して占ってもらう電話占いもあります。このメリットは、例えば良く当たると評判の占い師に占ってもらいたいけれど、遠方のためなかなか行くことが出来ない、と言う場合でも電話ならば距離など関係なく、いつでも空いた時間に占ってもらうことが出来る点です。また近頃は、無料の占いもたくさんあり、より身近なものに感じることが出来ます。
占い師になるには、学校で学ぶと言う方法があります。プロの手法を見たり、知識を身に着けたりした後に、実践へと移ります。学校では様々なアドバイスを受けることが出来るので、独学で学ぶよりもずっと技術の向上が期待出来ます。さらに、占いの技術だけでなく、心理カウンセリングの技術も必要となります。占い師は、悩んだり迷っている人々にアドバイスを与えることが出来る、素敵な職業だと言えます。

■占い師の言うことは当たるのか
母親のことが小さい頃から嫌いでした。兄がひとりいるのですが、その兄が優秀で賢く、とても気の利く子供だったので、母親は可愛くて可愛くてたまらなかったのでしょう。兄に比べて出来損ないの妹は、あまり可愛がってもらうことができませんでした。虐待をされるとか無視されるとか、そのようなことは一切ありませんでした。衣食住に困ることなどは勿論ありませんでしたし、むしろ恵まれていた方だとも思っています。しかし、ただただ母親に可愛がられないのです。何かにつけて兄を優先とし、妹である自分は蔑ろにされていると感じ続けて生きていました。兄との関係は良好でしたが、大人になり社会に出てからは母親と疎遠となってしまいました。実家になんて帰りませんし、母親の方から連絡があることもなく、このまま親子の縁は途切れてしまうものだと信じていたのです。
しかしある時、母親が病に倒れたと兄から連絡が入りました。がんだそうで、あまり余命も長くはないとのことでした。病に倒れたと聞いたのに、それでもすぐに病院へ行こうとは思えませんでした。自分が母親に歓迎されることはないと思ったのです。むしろ、嫌がられるかもしれない。それでも母親のことは気になってしまうため、グズグズと占いのサイトを見たりして気を紛らわせている毎日を送っていました。母親の体調などを知りたくて調べていたのです。占いは元々好きな方でしたから、何か困った時にはよく占い師の方に頼ることも多くありました。電話占いで話した占い師の方は、「母親は病院のベッドであなたを待っている」と仰っていました。「上手く愛してあげられず後悔している様子だ」と。母親が自分のことを待っているなんてとても信じられません。果たして占い師の言うことは当たっているのか、半信半疑でしかありませんでした。甘えても避けられた、手をつないでくれなかった、兄と比べて罵倒した母親がそのように考えているとは思えなかったんです。しかし兄に連れられて無理やり病院へ行くと、母親は泣き崩れながら喜んでくれました。本当はずっと謝りたかったと頭を下げられました。嬉しかったし、占い師の言うことはずばり当たっていて、自分の心のわだかまりもすっと溶けていきました。

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