占い師に依頼するなら占いの種類を見極めて

古今東西、占いは脈々と受け継がれてきました。現状を把握して、未来を予測することができますので、どのように生きるべきか、指針にしている人はとても多いです。特に、国や会社の上層部に位置する人たちは、占い師による未来予測を重視する傾向があります。そのために、新年や誕生日などに、進むべき道を示唆してもらえるように占いを依頼する傾向が見受けられます。占いにはたくさん種類がありますが、日本において最も人気があるのは占星術です。西洋から伝わった占いですが、生年月日から運勢を導き出すことができますので、詳しい判断が可能になります。そのために、占星術を手がける占い師がたくさん存在していますので、占いを依頼する場合には、評判をよく確かめる必要があります。また、占星術のほかにも、手相や姓名判断がよく知られており、歴史が古い占いとして根強い人気があります。特に、姓名判断は、子どもが生まれた時に名付けの参考にする人が多く、関心が高い占いとして認識されています。
さらに、四柱推命は東洋の占いですが、歴史が古いために、研究に携わっている占い師はたくさんいます。生年月日から占いますので、的中率が高いという評判があります。ほかにも、霊感を用いることで名高いのは、タロット占いと水晶占いです。相性診断をしてもらいたいけれど、相手の生年月日などのデータがない場合に有効な占いです。とりわけ人気があるのはタロット占いで、数多くの占い師が存在しています。

■意外と身近にいる占い師
とても不思議な経験をしたことがあります。親戚の葬儀に参列した時に、遠縁の女性と控え室で話をしていました。50代くらいの女性で、強い光を持つ目が印象的でした。不意に、その女性から、何か占ってあげようかと言われて、とても驚きました。雑誌に載っている十二星座くらいなら遊びでよくチェックしていましたが、本格的に占ったもらったことは一度もなかったからです。その女性は手相を見る方でした。本格的に占い師として仕事をしているのかどうか、尋ねることすらできずに恐る恐る両手を出したら、それぞれをじっくり見比べて、こう言いました。優しそうに見えるけれど頑固者、胃腸が弱くて怪我をしやすい、27歳までに結婚しなかったら縁が無い、と。それを聞いて、とても驚きました。頑固な点は当たっていますし、お腹が下りやすい方だったからです。その結果を母に伝えたら、それなら27歳までに結婚させなくちゃと慌てていました。やがて私にも結婚を意識するような男性が現れました。相手の男性は、いつ結婚するのか、まったく考えていないようでしたので、せめて27歳のうちに結婚したいと強く希望してお願いしました。その時、すでに27歳になっていたからです。男性は不思議そうに感じていたようでしたが、無事に27歳のうちに結婚式を挙げることができました。今でも結婚生活は続いていますので、それほど悪くはない縁だったのでしょう。後になって、親戚の方から、あの女性は本格的に手相を見る占い師だと聞きましたので、本当に申し訳ないことをしたと思いました。なぜなら、お礼を渡しませんでしたし、結果に驚嘆して、十分に感謝の気持ちを伝えていなかったからです。私が27歳で結婚できたのは、占い師によるアドバイスがとても大きかったのは事実です。相手の男性はまったく乗り気ではありませんでしたから、そのまま消滅した可能性があります。どちらかと言えば、失恋したら気持ちを引きずってしまう方ですので、もう結婚する意欲を失っていた可能性があります。
思いがけず占ってもらったことは、とても幸運でした。また、意外と身近に占い師が存在しているのではないかと思いました。まさか、葬儀で占い師に出会えるとは想像もしていませんでしたから、亡くなった親戚が引きあわせてくれたのかも知れません。